金ちゃん?どして?
どしてそんなに怒ってるん?
****『ジェラシー』****
ある日の部室で、私は金ちゃんに大好きだと言われた。
「名無しも俺のこと好きか?」
「ぅ~ん…ぅん!好きやw」
少し、弟みたいだけど、LIKEよりLOVEに近いのは変わりないからそう答えた。
「ほんなら俺らは今日から恋人や!ラブラブやww」
そこから私たちのカップル生活は始まった。
それから一週間後
部室に片付けに入った名無しに気づいた金ちゃんが急に詰め寄ってきた。
「名無し!!わいのこと好き言うたやん!!何でやっ!」
急にそんなこと言われても、私には何のことかさっぱりで…
「どしたん?急に。うちは金ちゃん大好きやで?」
「せやったらなんで?なんで浮気したん?」
その言葉に唖然とする。
そんな覚えなんてなく…むしろそんな暇さえなかった。
(金ちゃんがずっと一緒にいた。)
「どう言う事?」
そう聞いても聞く耳持たず…てか自らの世界で悲しんでいる金ちゃん。
「ぁ~ぁあ…そうや!もともとわいが強引やったんかも…
いや…もしかしたら、あまりの嬉しさにずっと一緒におったんがまずかった?
ぁっ…あれか…わいが名無しのプリン食べたからか?」
一人百面相を繰り返す金ちゃんの横で困り果てる私。
「てか…私のプリン食べたの金ちゃんやったんや。」
「せや!彼女のもんはおれのもんw俺らは一心同体やw」
「ぃや…それはむしろジャイアン的考えかと・・・」
などと突っ込みを入れてしまう始末。
「じゃなくて…あたしがいつ浮気したの?金ちゃんちゃんと教えて?」
その真面目な私の問いかけに金ちゃんはハッっとし私に向き直った。
「わい見てん!こないだオサムちゃんが名無しのほほに手置いて微笑んでた!
アレ、キスした後やろ?わいと言うものがありながら…やっぱり名無しは
年上の男がタイプ何や!餓鬼は嫌なんやぁぁぁぁ」
そう言って泣き出しそうな金ちゃん。
だからそっと…可愛い金ちゃんのほっぺにキスをする。
ちゅっ
「ぇっ;?」
びっくりした金ちゃんが可愛くて
ぎゅって抱きしめた。
「誤解だよ。キスなんてしてないw」
「ほんまに?」
「ぅん。私が好きなのは金ちゃんだけ。」
「ほんまにほんと?」
「本当だょ。大好きだよ金ちゃん。」
そう言って微笑んだら、ニカッって笑い返してくれる金ちゃん。
ただそれが…その笑顔があれば私は幸せw
++++++++++++おまけ++++++++++++
金太郎「じゃあ、キスじゃないなら何してたん?」
名無し「アレはオサムチャンが少し熱があった私のほほを
手が冷たいからって冷やしてくれてて…。」
金太郎「……そか…でも…なんか…オサムちゃんそれセクハラやなちょっと」
名無し「あはは^^;そのくらいじゃないよいつもはもっと…」
金太郎「ぇ?」
名無し「…あはははは………。」