「連司!!!!明日部活休みでしょー?映画見に行こうよ?」


        「悪い、用事がある」


   ***********指きり*************

柳生「珍しいですね、さんの誘いを断るとは」
「ぅん・・・連司最近なんか冷たいんだよねぇー」

受験が近くてピリピリするのもわかるけどたまには構ってくれたって・・・
私はそう思い黙り込んだまま下校時も連司の後ろをのろのろと歩いていた

ドンッ!   

「っ・・・痛い!何してるの?」
柳 「すまん」

そう言い連司は手を伸ばしてきた
だけど知らない間に私は連司の手を振り払って走り出していた

たぶん、イライラしていたからだろう。
今日の映画のことといい、いきなり止まるわで
嫌気がさしていた

「もう・・・私たち終わりなのかな・・・」

空も暗くなり星たちが姿を現し始めた頃
息を切らしながら・・・誰かが私に近づいて来た

「・・・誰?」

オレンジのパーカーに揃った前髪

「連司・・・?」
柳 「探したぞ」
「なんで?あんな酷い事したのになんで?」
柳 「俺も悪かったしな・・・」
「ごめんね・・・」
柳 「あぁ・・・さぁ家に帰るぞ?」
「嫌だ・・・もう少し一緒にいたい・・・」
柳 「・・・?」

私の涙に連司はびっくりした様子で私の顔を覗き込む

「だって・・・最近連司冷たいよ?」
柳 「それは・・・」
「それは?何?そんなに彼女より進路が大切?」

何言ってるんだろう私・・・自分の事しか考えてない・・・

「連司・・・ごめ「受験生なのに俺と一緒に居ることばっか考えてて正直嬉しかった・・・けど
    俺という存在のせいでが合格できなかったらって考えてたら・・・冷たく当たることしかできなくて・・・」」
「・・・連司?」
柳 「すまなかった・・・」
「あははははっ・・・何だそんな事だったんだじゃー連司は私の事嫌いになったんじゃなかったんだ?」
柳 「あぁ・・・好きだ」
「良かった・・・でも心配かけてごめんね・・・これからはちゃんと勉強するから。その代わり約束して?」
柳 「約束?」
「うん!お互い受験が終わったらいっぱぃデートしよぉ?」
柳 「そぉだな」
「よーっし!決まったじゃー指きりね」
柳 「あぁ・・・約束な」

──────────指きりげんまん嘘ついたら針千本のぉーますっ♪