「一人で…寝むれないの…
誰か…一緒に寝よ?」
その一言が始まりだった。
***「夜」***
「おや…今日見たホラー映画の影響ですか?」
「……、あれフィクションだよ?」
「馬鹿じゃねぇーの!いい歳して…」
骸・千種・犬…三人に口々に言われ
さらに目が厚くなる
「いい歳、ってまだ17だもん。
でか…怖いの!しょうがないでしょ!」
そう言っていっそう目に涙を浮かべた少女、は
そっと骸のそばのソファーに腰を下ろす。
「クフフ…可愛いですね。では、僕が添い寝をしてあげましょう。」
その言葉と同時に、スッと骸の手が伸び
を押し倒す。
「骸さん?」
キョトンとした顔のをよそに
変態骸の行動はエスカレートする。
「せっかくですから…あんなことやこんなこと…
まで、じっくり教えてあげます。」
「なぁに?骸?」
身の危険をまったく感じていない
「クフフ…覚悟は「いいわけないれふ!!」…」
見かねた犬が静止に入る。
「何ですか?犬…文句でも?」
「大有りれふ!!」
「なんで怒ってんの犬?」
いまだ気づかぬに千種が言葉を書ける。
「…骸さんに近づいたら妊娠するんだよ。いいの?」
「…!!////」
その言葉を聞いたはいきなり立ち上がり
骸を殴り飛ばして猛スピードで犬の所に向かった。
後ろで骸が気絶する音が聞こえたが、今はそれどころでわない。
「ぅわぁ!////…っと…」
急に抱きつかれた犬はうっと声を上げるも
しっかりとに腕を回し受け止める犬。
「……犬…どうしよう。赤ちゃんできちゃう・・・・」
「何だよ!!なくなっての!…あぁ…ぅ…」
ただでさえ女の扱いなんて知らない犬なのに
今の状態ときたら、好きな女が抱きついて上目使いで自分を頼ってると来た
もちろん、正常でいられるはずもなく
「!馬鹿なのか?そんなんで赤ちゃんができるわけねーょ」
「ほんと?」
「あぁ。…俺が///…ほんとの作り方教えてやんょ…」
犬の理性がぶちきれた。
「キャッ!!」
野性的な犬が優しくできることもなく
乱暴に床に倒されたは短い悲鳴を上げる。
「大人しくしてろよ…すぐに終わっか…ぅっ!!」
「…犬?」
覆いかぶさっていた犬の力が抜けてドサッっとのうえに
落ちるようにかぶさってきた。
その後すぐに千種の声が聞こえてきた。
「カートリッチ差し替えなくても…猛獣になってるよ。」
「千種?」
よく見ると、犬は眠っているようで、腕に千種のヨーヨーの針が刺さっていた。
「ほんと…めんどう」
そういいながらも千種はそっとを起こすと
胸の中に抱きかかえた。
「ふぇ…?ちく…っん」
名前を呼び終える前に
の唇は千種にふさがれ
そっと千種の舌が進入する。
「…ぁっ…んっ」
ちゅっ
と言うリップ音と共に唇が離れた瞬間に
の体から力が抜ける。
それを受け止めた千種はしっかりとの顔を見て告げる。
「骸さんや犬に取られたら嫌だから言っておくけど」
息がかかるくらいの距離でそっとつぶやいた。
「が好きだよ。誰にもあげない。」
あんな上手なキスと
こんな甘い言葉に
落ちない女はいないわけで…
「千種…私も好きだよ。」
いや…落ちる前に…すでに両思いだったのかも
そして長い長い夜が来る。
@@@@@おまけ@@@@@
残された負け組み二人。
骸「千種…いつあんなテクニックを…憎い子です。」
犬「骸さん、犬だって凶悪犯です。」
骸「・・・・・・・・・・・犬。説明になってませんよ。」
強制終了。