特別な君

「なぁ〜はクリスマス誰と過ごすと思う?」

寒さもまして、運動どころじゃないような12月、とあるテニス部の部室でオタク…もとい…忍足侑士が部活メイトに話を持ちかけた。

「なんだょ侑士いきなり」
「いやな、俺のかわいいはきっと俺と過ごすんやろうと信じつつもちょっと不安になってな」

ばかげた事を言っている侑士に突っ込むものはなく話は進む。

「ぁあ〜は俺と過ごすに決まってんだろ」

ナルシ・・じゃなかった、跡部が当たり前といった感じで言っているがこれも不正解…

先輩はかわいいですからね…きっともう過ごす人は決まってるんでは?」
「なんだ長太郎、お前はのこと、そのっ・・・・すっ・・好きだったりしねーのか?」
「好きですけど・・・俺は先輩が幸せだったら良いんです。」
「長太郎・・・・・。」

純粋な二人。いつまでもそのままで・・・・・。

「あかんって、鳳に宍戸、そう言うのは奪ってなんぼやで!」
「うっわ・・・・侑士最悪だな。一回逝ってみそ!」
「(ぇえ!逝ってミソ?)じゃぁ・・・岳人はが誰かに取られてもええん?」
「そんなの嫌に決まってるだろ!」
「先輩方・・・甘いですよ・・・俺はいつでも下克上の準備はしてますから。」

日吉、いつの間に!!

「みんなやるねぇ〜俺も・・・負けてられないねえぇ〜」
「って・・・滝!お前はいいだろ影薄いから!」

問題発言。

「宍戸それはひどいぜ・・・」
「だょね・・・」(滝。撃沈
「あ・・・わりぃ・・・そんなつもりは」

もう、まともな人はいない部室だ。

「で?結局は誰と過ごすんだ?ぁあ〜ん?」

「せやから・・・俺とあまぁ〜い一夜を」(オタク
「違いますよ先輩。俺ですよ。」(下克上
「クソクソ!←(汚い)俺とバンジーなクリスマスだって!」(おかっぱ
「ぁあ〜俺様に決まってんだよ。スイートも予約した。」(ナルシー

みんな好き勝手なこと言ってる・・・・
・・・・つーか跡部にいたっては妄想入ってかわいそうな子に・・・。

「まぁ〜落ち着いてください、先輩方。それは先輩本人が決める事ですし・・・。」
「だな、つーかお前ら激ダサ・・・・」


そんなことをしていると部室のドアが開き一人のでっかい少年が入ってきた。

「あ・・・樺地。お前は誰と過ごすんだ?」(宍戸
「樺地は毎年、家族と過ごすんだよね?」(鳳

先輩と過ごす約束を・・・してます。」

「!!!!!−一同ー!!!!!!」

「勝つのは・・・俺です。」


「なんだと?!(なんやて)!」


樺地・・・言わなきゃ良かった・・・・・・・・・・・・・ね。