勝者
「ありえないんですけどぉぉぉぉぉー!」
思いっきりさけんだの声は教室中に響き渡った。
クラスのみんなが耳をふさいで放心状態で震えてるにもかかわらず、
このお騒がせ大魔神、はジャ○プを振り回して発狂している。
「なんや、。とうとう頭に虫でもわいたか?」
「ちっがう!!侑士!。死んだ……のっ……。」
「えぇ!何が死んだんや!?大丈夫か?」
「大丈夫なわけあるかっ!!Lがぁぁぁ………Lが死んじゃったぁぁぁ(涙)」
「………………。」
ぐすぐす…とまるで鼻水が止まらなくなった聖ルドルフのハチマキ君のごとく唸るに
侑士はあきれてものも言えないのであった。
「しゃーないやん、そぉ言う漫画なんやから…。しかも、漫画の世界の人が死んだくらいで何や…」
「うわぁぁぁん〜〜〜〜侑士は(オタクだから)分かってくれると思ったのに!」
「おぃ!待て…今、心の中で失礼なこと考えたやろ?」
「え…違うん?」
「違うわ!」
(せっかく、慰めてやろうと思ったのに…コノヤロウ。)
と思いながらも、つい慰めてしまう侑士であった。
「大丈夫やで…俺は死なへんから、ずっとのそばにおるで。」
「侑士……。」
侑士が優しく抱きしめようと手を伸ばしたが・・・。
「いやや……。オタクはいややっ!!」
思いっきりテレビのごとく振り払われた
「っておい!何やせっかく人が好意で…やってやったことを。(ちょっと本気入ってたけど…)」
「だって・・・。」
更にふさぎこむをそばに、なきたいのは侑士である・・・。つーか泣いてる?!!
そんな二人を見て、また、いつものことか…と半分放置プレイぎみのクラスメイト。
いいのかょ!
「ん…ぁぁ?どうしたんだ、侑士?ふさぎ込んじまって」
「ぁ…岳人。実は・・・(カクカクしかじかで…)」
そぉ言い岳人にこれまでを説明すると、岳人はに近づいていった。
「泣くなってそんなことで…。」
「岳っくん・・・・・・。」
「泣いたら…ほら…お前の…そのっ・・綺麗な顔が台無しだぞっ…////!」
テレながら言い放った言葉に、なんかクラスが唖然!
つーか一番びっくりしたのは侑士である。
「ありえへん、岳人が・・・くさいセリフ・・・吐いた。」
周りの氷河期を気にもせず、岳人はを抱き寄せた。
「がっ・・・岳っくん?」
(CHU☆→ちゅっ←)
「元気でたか?」
あまりの嬉しさと、恥ずかしさで岳人の胸に顔をうずめる暴れ馬、もとい…。
数秒後、顔を上げて
「ぅち、Lより…岳っくんLOVEになった。いい?」
「あぁ…いいぜ。Lより、侑士より大切にしてやるぜ。」
「ぅん・・・////.。」
らヴらヴになった二人は、ふたりで教室を出て行ったのである。
「ありえへんのやけどぉぉぉぉぉぉ!」
勝つんは岳人・負けるの侑士 否 勝ったの岳人・負けたの侑士。 (チーーン…)