どんなに子供っぽくったって

           殿方ってたくましいんだ



   「その胸」




夏の暑い日差しの中、一人の男がある家に駆け込む



「あっっちぃぃ〜〜〜!おぃ!なんか食いもん無ぃか?」


「ちょっと!左之助!なに抜かしたこと言ってんの!ろくに仕事もしないで!」


いつもこうやってお昼時になるとやってくる左之助…。

本当に、仕事もしないへたれっぷりにキレ気味の



だけど、こんな奴でも、はどうしてかすきなのである。








「仕方ないなぁ〜…」

「そうこなくっちゃww」

「準備するから、それまで、薪割りでもしてて」


調子のいい奴…とは思うが、いつもエサを与えてしまう。


「お米が…ピンチだぁ〜↓↓」

でも、どうしても二人分作ってしまう。














「準備できた…ょ…っって…//////」



ご飯ができたことを伝えに左之助の所に行くと


上半身裸で薪を割っている左之助が目に飛び込んできた。




「あぉ!飯か!!!」



嬉しそうに寄ってくる左之助を見ては更に顔を赤らめる。


「いゃっ…!!左之助!!服着て!服!!」






その様子を見て面白がった左之助は更に近づいてをからかぅ。




「なんだ!wおめぇなかなか可愛いとこあんじゃねぇ〜か」




「いぁぁぁっ!!!」


―――――バシンっっ!!





思わず左之助をはたいて逃げ去ってしまう












「痛ってぇぇ……ちょっとからかいすぎたか。」















は一人部屋の隅で固まっていた。




「…恥ずかしい。左之助ってなんであんなにたくましいんだろう…」




自分で言いながらまた、たくましい左之助を思い出して顔が赤くなる。







「…やっぱり…好きな人の裸は見れない…///////」






…俺のことが好きなのか?そりゃ嬉しいねぇ〜」




その声に驚き振り返ると本人が立っていた





「えぇええ!!左之助!!…って…わあっつつう!!/////////」

なぜかまだ服を着ていない左之助はあせって逃げ惑うにじりじりと詰め寄る。





「ちょっつ!・・・ぃゃっ・・・・」












====バサッ










行き成りの温かい感覚にはわけが分からず

閉じていた瞳を開ける。





「左之…助・・・?」




そして。やっと左之助に抱きしめられていることに気付く。






「あの・・・左之助・・・???」






「どうだ。…これでもう大丈夫だろう?」


「ぇっ・・・ん?」


「あめぇはもう、俺の体に触って抱きついてんだ…ぎゃぁA言うなよ。」




そう言って左之助は更に抱きしめた。




「流石の俺でも、好きな奴に裸見られて逃げられたら…傷つくんだぜ?」



「左之っ//////」



「これから。こんなもんじゃすまさねぇからな」



「ぇっ!!・・・・・・・っん?」






の疑問は投げかける前に答えが帰ってきた。


左之助の温かい唇によって。


























「・・・・・・・・・・・・って暑い!!!!左之っ!!!」