サングラスの君は・・・ちゃんと見えてるのかな?
君の事大好きな彼女のこと・・・・。
******『視界』******
「とーーーーーーじぃ〜。」
名前を呼んで飛びつくのは私の大好きな
室町十次。テニスがうまい私の彼w
「何?。俺、今から部活あるんだけど?」
「私だって部活ですよ!」
「じゃあ部活行きなよ、また怒られるよ先生に。」
「だって、十次と少しでも一緒に居たいんだもん!」
最近の十次は冷たくて、でも、なんか…それがいつものことのようだから
あまり、とがめられない。
実際、ちょっとクールな十次を好きになったのは私だし。
でも、あんまりほっておかれると…寂しい。
「俺だって、一緒にいたいよ。」
「じゃあ…私の目を見て言ってよ。」
「一緒に居たい。けど、大会が近いから。ごめんね」
それだけ言うと、私の頭をクシャっと撫でて
テニスコートがある方に歩いていってしまった。
「私の事…何も見てくれないじゃん。」
寂しいとのは一番嫌いだった。
「いつも、サングラスばっかかけて…本当に見えてるの!」
叫んでも、誰も聞いてくれる人は居なかった。
「ちゃんと見てるよ…のこと。」
十次は草むらからの事を見ていた。
なんだかんだ言ってもやっぱり冷たく去ってしまったから心配だった。
「あれ〜室町君。そんなところで何してるの?」
「せ・・っ・・千石先輩!」
「あれ?あの可愛い彼女は?いないの?」
「都大会は明日ですよ!早く練習行きますよ!」
「はぁ〜ぃ」
次の日、私は、お昼を一緒に食べようと十次のクラスに足を運んだ。
だけどそこにはじゅうじの姿はなかった。
「あれ?十次は?」
「あれ?さっきお昼ごはんを食べるって出て行ったけど?」
その辺のクラスの子に聞くと、そお言ったので探してみることにした。
「入れ違いになったのかな?」
そお思いながら歩いていると十次と…女の子の声がした。
「室町君、好きです!付き合って下さい。」
「……………俺、彼女居るし。」
十次のいきなりの告白シーンを見てしまった私は
あわてて陰に隠れた。
「それでも良いです!絶対、振り向かせますから!」
「別に良いけど・・・」
思いもよらない十次の言葉に、私は涙があふれ出した。
(やっぱり・・・・もう、嫌いになったのかなっ・・)
「一つだけ言っておくけど、今の俺、
彼女とテニスのことしか見えてないから。」
そこまで聞くと、女の子は「ごめんなさい・・・もういいです」
とだけ言ってその場を去った。
「そろそろ出てきたら?。」
いきなり呼ばれた自分の名前に驚き体をびくつかせる。
「何泣いてんの?俺が本気でのこと見捨てるとでも?」
「ごめん・・なさい。」
「ほら・・・」
そお言って差し出された手に…つかまると勢いよく抱き寄せられた。
「ごめん、かまってあげられなくって。」
「こっちこそ。信じ切れなかったょ…ごめん」
「じゃあ・・・仲直りw」
そお言って十次は私の唇を奪った。
++++おまけ++++
千石「あついねぇ〜お二人さんw屋上から丸見えっww
いいなぁ〜俺も彼女ほしぃ〜〜〜〜(>。<)/」
阿久津「っけ!…最高じゃねぇ〜の。」
壇「あぁわわわっ………///////////」