まじで、あのおっさん何考えてんねやろ?

  ありえんわ………ぼけ!



*****『年齢不詳』*****


は高校受験のため神奈川の有名付属学校
「立海大付属高校」に来ていた。

「はぁ〜ほんまに広いわ!!」

なぜ、関西人の自分がわざわざ関東の高校に行く理由は……

兄のせい。

「あほ侑士!自分が好きで受けた学校やのに、なんでぅちまで巻き込まれんねん!」


そう、兄忍足侑士。
氷帝学園で天才と言われる曲者。

しかし、にとてはただのアホな兄。

その、侑士が関東の学校を選んだので、父も転勤先を関東にし
までなれ親しんだ故郷を離れなければならなくなたのだ。

「ぁ〜〜腹立つ。でも、ここに受かれば、アホ侑士に会わずともぇぇんやしw頑張ろう!」

うっしゃぁぁぁっぁ!
とか、言っていると。



――――――ポカッ”!!




「痛っ――――!」



の頭にボールが直撃した。

「ったく!誰やねん!こんな方向音痴ありえへん!出てきぃや!しめたる!」



「この位の事で、感情をさかなでるとはたるんだる!」

「んあ?」

「大体、絞めるとは…ふんどしでも締めるのか?」

「ありえん。おっさん。ふんどしなん?笑えないんですけど。」

「無論!トランクスだ!」


痛い……このおっさんの至る所が痛い。


「で、お前はここで何をしている?ここは部外者は立ち入り禁止だ。」

「はぁ?おっさん。今日は入学試験日やで?ぅちは受験者!」

「そぅだったか?試験は来週と俺は聞いていたが?」

「ぇっ?」

言われ周りを見渡して気づく。

「そぉ言えば・・・誰もおらん!」

そこに、携帯の着信音が鳴った。


〜♪♪

この曲は。


From侑士

〜。
悪い、受験日ほんまは一週間後やねん(笑






「笑えねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」


「どうやら、どうやら違えたようだな。」

「ぅん。おっさんが色々言ってくれんかったらやばかったわ」

「俺は何もしてない。それより、お前、何時までおっさんと呼ぶつもりだ?」

「え?おっさんじゃないの?」

「…………ここの二年だ。」


まさか。

「先輩に…なるん?」

「そうだ。」





「ありえなぁっぁぁぁぁぃ!」

「まったくだ…たるんどる!」

「ほんまに、すいません」


本気で誤った。(誤る:間違える

だから、本気で謝った。(謝る:わびる


「もうぃぃ。それより貴様。名前は?」

「(貴様?!ぅちと同じくらい失礼。)えっと…です。」

…、俺は真田弦一朗だ。…苗字は?」

「忍足……(あまり言いたくない。」

「…忍足?…あの氷帝のか?」

「あぁ〜多分。」

やっぱりきたょ…ぅちの名前出すといつもこれや。

「そうか。ところでテニスは好きか?」


話を切り替えられてびっくりした。
いつもなら、兄の話ばっか。
でも、この人はぅちを見てくれる。

「好きですよ。」

「では、俺のことは嫌か?」







「ん?」







まさかの質問。
ありえないだらけだ…このおっさ…もとい…真田先輩。

「あの?」

「聞こえなかったか?もう一度言おう。俺のことはどう思う」

「えっと…面白い先輩。」

「なら交渉成立だ。今年の春から、は立海テニス部のマネージャーだ。」

「ええぇええ!拒否権は?」

「無論。無い。」






ありえない!!!本気で!



こんな、奇妙な出会いから始まる恋もありかもしれない。


イヤ…ないだろう。






おまけ!!!!!


侑士「お帰りぃ〜wどうやった?」

「糞オタクが!!!何がどうやったやぁ!!」

侑士「。俺に言うてもあかんやろ?自分のミスや。聞く人選べ。」

「…。チクショー…。」

侑士「ところで、ワカメみたいな髪した奴とか、前髪パッツンとかに会われへんかった?」

「ぅーん。素敵な先輩はおったよ!ふんどしの!」

侑士「あかん・・・・手遅れや。」