毎日…仏頂面な彼だけど



      いい所もあったりするんだょ?






****『見えない優しさ』****


「ただいまぁ〜シェリーさん!一週間も任務に行ってたら

 ホームが…てかシェリーさんの料理が恋しくなったぁ〜」



そう言って元気よく食堂に現れた

シェリーはやさしく迎える。


「お帰り。ちゃんww嬉しいこと言ってくれるじゃない?

 大サービスしちゃうw何が言い?」



「んーっと……」



久しぶりの暖かい料理に、あれもこれもと頭の中を駆け巡る

だったが、やっぱり行き着くところは……



「じゃぁ!お味噌汁に、白ご飯!焼鮭にほうれん草のおひたし!」


と、日本料理だった。


も日本育ちだから、和食好きよねw待っててねすぐ作るからw」



シェリーは答えると、すぐに調理に取り掛かった。



ボーっと、料理を待つの目に、静かにそばを食べる

愛しい恋人の神田がみえた。



「ハイwwお待ちどうさま!」


「あっ!ありがとうww」


気づくと、できていた料理を受け取り、は足早に神田の下に向かった。







「ユウw!ただいまw」






そう声をかけただったが、ユウの返事はなく


ただ黙々とそばを口に運ぶ。



「もう…。」



少し悲しく思っただったが、いつものことだと隣に腰を下ろして


先ほど、作ってもらった料理を食べる。





、部屋に行ってる。」




少しの時がたって、のち、先に食べ終わったユウは

そう、一言、言い残し、その場を去った。










「寂しいなぁ〜お帰り…もなしかぁ〜。」



今回の任務で九死に一生をへたはとてつもなくユウが恋しかったのに


と、少しだけいつもと違う気持ちで接していた。



















食事を食べ終わったは足早に神田の下に向かった。


そして神田の部屋の扉を開けて、そっと部屋に入った。






「ユウ…いるの?」





返事がないことに疑問に思いながらは奥へと足を進める。









そこには静かに眠っている神田の姿があった。


「待ってるうちに寝ちゃったんだ。」


そう思って、はそっと、神田のベットに腰を下ろす。



整った顔立ちに少しドキッとさせられる。








まつげ











見つめているだけで胸が高鳴った。




そっとは神田の顔に触れようと手を出したとき




















「無事で…いてくれ…て…よかった。」

















神田の唇がそう動いたのだった。










は、そっと布団をかけた。










「心配して、眠ることもしないくらい…思ってくれてたんだ。」













「大好きだよ…ユウ…」















そっと触れるだけのキスをしては部屋を出て行った。