「乃衣ちゃん?どこ行くの?」
久しぶりの休みに友達の乃衣ちゃんから誘われて今に至る。
「も一人来るのwむちゃくちゃカッコいい女の子よ」
そう言って乃衣ちゃんは私を豪華な屋敷に連れてきた。
「ここ?凄いお家だね。」
「そ^^凄いでしょ?」
乃衣ちゃんはそう言うとチャイムを鳴らした。
++++++『居眠り』++++++
「はぁ〜ぃ」
中から声がして出ていたのは乃衣ちゃんに負けず劣らずの美女。
「え?」
よく見ると綺麗な顔立ちだけど、少し…男の子っぽい。
「乃衣ちゃん…彼女がスナコちゃん?」
それが私と雪君の出会いだった。
私は今、あの日から二度目のチャイムを鳴らす。
季節はだいぶ変わって入るけど、ここに来たのは今日で二回目。
「はぁ〜ぃ」
あの時と同じように中から人の声がスル。
そっと開いた扉から出てきたのは雪君ではなかった。
「えっと…その…」
思っていた人じゃない人が現れ戸惑う私に
「あっ…もしかして雪の…」
「あッ!はい!!」
そう言って案内してくれたのは同居人の蘭丸君だった。
「雪くんは?」
「あっ…雪が呼んだんだよね?ごめんね。あいつ、じゃんけんで負けて、
買出しに行ってるの。すぐ帰ってくると思うから。」
「いえ…大丈夫です!待ってますから^^」
大きな屋敷内を話しながら進む二人。
「じゃあぁ…ここが雪の部屋だから。待てて^−^」
「はい…」
そう言われて案内された奥の部屋へ入りソファーに座る。
いつの間にか蘭丸クンはいなくなっていた。
「雪君…まだかな?」
ここに呼ばれたのはつい一週間前のこと。
初めてあった日から少しずつ話すようになり、遊びに行ったりするようになったある日だった。
「ねぇ?今度、うちに来ない?」
「え?雪君家?」
「そうw遊びにおいでよ^^」
「行っても・・・いいの?」
「もちろんww」
そう言って嬉しそうに誘ってくれた雪君だった。
「遅いなぁ〜……。」
時計の針を眺めたら、ここに来てもう、十分は経っていた。
「ふぁぁ〜〜っ」
少しボーっとして眠くなってしまった私はいつの間にか眠っていた。
「ただいまぁ〜!!」
やっと帰ってきた雪は荷物をおき、足早にキッチンに向かい荷物をしまう。
「雪…ちゃん来てたよ?」
「嘘?どのくらい前に?」
「……三十分前・・。」
「嘘?約束の時間…間違った!!?」
少しだけのつもりがだいぶ待たせてしまった事に気付き、
あせって部屋へと走る。
「?」
急いで開けた部屋のドアの向こうには
ソファーで幸せそうに眠るの姿があった。
「…。」
そっと雪も横にすわりの顔をのぞく。
「可愛いなぁ〜…やっぱ。」
自分自身も、女顔、美系…ともてはやされるが
それとは違って、は純粋で可愛い顔立ちだった。
思わず雪はそっと唇を合わせる。
「ん………っ」
それに反応してか、の声が漏れる。
ビックリした雪は急いで唇を離したが、起きる様子はなかった。
「なんだぁ〜……ビックリした。」
そう呟いてそっと頬に触れる。
「雪…クン………だい…すきだょ。」
行き成りのことにビックリした雪は少しの間時間が止まる。
そして
「俺も好きだよ。大好きだよ…」
そう、言うのだった。
目覚めたは、雪君のベットで、二人で抱き合って眠っているのに驚いたのは言うまでもない。
「えぇえぇぇぇえっ!!!!!!!!!」
:::::::::おまけ:::::::::::::
雪「どうしたの?」
「…ぅんん…何でも…/////////」
雪「あっ…。 大丈夫何にもしてないよ^^」
「…ほんと?」
雪「うん。」
「…ビックリした…。でも…雪君なら…」
雪「えっ……///////?」
「なんでもない^−^」