すれ違いざまに恋に落ちた
あまりにも笑顔が素敵だったから。
*****「春風」*****
大学に入って早二ヶ月。
月日が流れるのは早くて、私の感覚だけが取り残される。
「はぁ〜やっと講義終わったよ!、お昼何食べる?」
「ふぇ?」
「こら!。また、ぼーとしてた。」
「ごっごめん。えっと…お昼だっけ?」
いつもこんな感じ。
大学でできた初めての友達はクールビューティーな感じ。
いつもボーっとして、アホっぽい私とは違って、しっかりものだ。
「何?講義中外ばっか見てたけど…恋の悩み?」
「ぇえ!?ちっ・・ッ 違うよっ!」
まさかの図星をつかれて、あわててしまった。
「・・・分かりやすいね。」
そお言ってニヤニヤしてる。
「えっ?なに?」
いきなり詰め寄ってきた友に後ずさりながら問いかける。
「だぁれ?ほれ!言ってみなっ!!」
「きゃぁぁ痛〜〜〜ぃ」
そぉ言ってほっぺをぎゅってされる。
何でいつもいじられキャラなんだろう・・・。
つくずく悲しくなる。
「あの・・えと・・・教育学部のテニスうまい人・・っだょ。」
「ん?教育学部?」
「知ってる?」
「んーーーーー。知らない。学棟違うからね。」
「そっか・・・。」
「あっ、でも一人だけ!中学が一緒のやつがいるよ。」
「そうなんだ!なんて名前の人?」
ほっぺを抑えながらの方を向く
「黒羽春風って言うんだ!」
その瞬間。
少し暖かい春風が吹いた。
そう。の知り合いは私の
――――――――大好きな人
だったから。
「なに?かたまちゃって??」
「あっ!ごめん…んと…お昼食べよっか?」
「そうだね^−^」
何とか話を変えて歩き始めた。
学食は人がいっぱいで、何とか席をとった。
「じゃぁ〜あたし買ってくるね!まってて!」
「うん!行ってらっしゃい^^」
が去った後ほーっとお弁当箱を見ていたら
いきなり大きな声が聞こえた。
「わぁ〜〜〜可愛い子発見です!バネさん行きましょう!」
「ちょ!まてって!剣太郎!?」
誰のことだろうと思いながらやっと注文を聞いてもらえたを目で追う。
すると不意に肩をたたかれた。
「すみません、ここ開いてますか?」
「どうぞ・・・っ!?」
振り返ると
さっき大声で叫んでいた人と一緒に
「黒羽…春風……」
「ん?バネさん知り合い?」
ヤバイ。思わず声に出てしまった。
相変わらずのアホっぷりでついやってしまった。
「いえ!あの…すみません。」
「いや…別に謝らなくても。」
二人の会話を聞いて知り合いじゃないと安心した剣太郎が
すかさず自己紹介をしてくれた。
「俺!葵剣太郎って言います!ちなみに彼女はいないんで!
良かったら、立候補します!よろしくお願いします。」
「えっ!あっ・・・はい!よろしくです。」
ちょっとびっくりしたけどこれはこれで笑いを誘ってるんだと思って聞き流した。
「俺は…知ってるみたいだったけど…黒羽春風。」
「あっはい^^」
「ちなみに…俺も彼女いないから…立候補ってのは・・・駄目か?」
一瞬時が止まったかと思った。
心臓の速さだけが感じられて…
「えっ?」
「俺…その…本気だから。」
「嬉しいです^−^」
こんなことから始まる恋もあるよね。
@@@@@おまけ@@@@@@
葵「そんなぁ〜〜二人はで合う前から両思いですか?」
「春風…中学のときはスポーツ馬鹿だったのに・・・・。」
葵「僕には入る隙は無いんですか?」
「無い!」
葵「早っ””!!」
「にしても・・・・の好きな相手が春風とはねぇ〜。」
葵「僕じゃない・・・・」
「くどいょ!葵」